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異界戦記カオスフレア Second Chapter (Role&Roll RPGシリーズ) 三輪 清宗 / / 新紀元社 ISBN : 4775306502 スコア選択: ※※※※※ 大江戸RPG アヤカシ (ログインテーブルトークRPGシリーズ) 鈴木 銀一郎 / / エンターブレイン ISBN : 4757744498 スコア選択: ※※※※ Aの魔法陣 ルールブック ~ガンパレード・マーチ篇~ (ログインテーブルトークRPGシリーズ) 芝村 裕吏 / / エンターブレイン ISBN : 4757744536 スコア選択: ※※※ 神田川 : さあ、レヴューを始めようか。 ゆーき : ……散財したねー。 神田川 : まあな。自分でもどうかと思った。そのくせアルディオンガイドとか買ってないし。 ゆーき : まだ買うか! 神田川 : というかねー、ここ最近はTRPG業界が俺の購買力を超えてんのよ。リプレイだけでも読むの大変。買って積ん読(つんどく)するのは主義じゃないので、結局買うものを選ばざるおえないという。 ゆーき : むう、買って読んだはいいけど結局遊んでないゲームがひのふの……。 神田川 : 止めて数えないで悲しくなるから。 ゆーき : 読めば遊ばなくても良いとでも? 神田川 : ……さあレビュー行くぞ! ゆーき : んで、まずは何からいきますのん? 神田川 : 順繰りに上から。というわけでカオスフレアSC。以前紹介したカオスフレアの第二版だ。 ゆーき : ん、ということは。 神田川 : ああ、システムの基本は変わってない。世界の状況はちと変わったが、カオスフレアvsダスクフレアの図式はそのままだ。 ゆーき : んじゃ逆に変わった点は? 神田川 : 基本ルールのミームにグレズが無くなった。 ゆーき : ええっ!じゃあボクのこの勇者王なPCはっ!? 神田川 : サプリメントがでるまで我慢だな。代わりに宇宙帝国テオスが追加された。ミームの能力配分的には技術特化だ。 ゆーき : 宇宙帝国……。富嶽に比べると今ひとつインパクト薄いね。 神田川 : ダスクフレアを軍事的に運用する侵略国家だがな。 ゆーき : おっぷああっ!? 神田川 : しかも今まで富岳だったモナドトルーパーもテオスのブランチに組み込まれた。銀河英雄伝説+マクロス+スターウォーズみたいなミーム。それがテオス。星帝陛下の下、無数のダスクフレアが宇宙要塞率いて進軍。そんな感じ。 ゆーき : うあーお。良い感じにピンチだね……。んで、ルール的には変更点あるの? 神田川 : 一番大きな変更点はGMもフレアをもらえるようになった点かな。 ゆーき : うえ?何に使うの?まさか敵が? 神田川 : んにゃ、GMはフレアを使用できない。代わりと言っては何だけども、GMにフレアがたまると、クライマックスシーンのPCの手札上限が増える。 ゆーき : それ、PLが得するだけじゃないの? 神田川 : まあGMの経験点にもなるので、GMは特に損する事もない。「やっべ、GM鬼カッケー」と思ったら迷わず屑札を投げればよかろうよ。 ゆーき : そんな気軽に。まあいいけど。 神田川 : あと大きな変更点は、初期キャラでも同ミームの複数ブランチが所持できる点かな。これは何げに嬉しい。ファイター+クレリックでパラディンとかアントロポス+VIPERで独覚兵とか巫女+剣客で武者巫女トモエとかそう言うのが出来るようになった。 ゆーき : なんか今変なの混じらなかった? 神田川 : 気のせいだ。もしくは夢だ。 ゆーき : 夢て。 神田川 : と言うわけでレビュー二本目。大江戸アヤカシのお時間です。 ゆーき : なんで夢でそう繋がる! 神田川 : このゲームがナイトメアハンター=ディープの独立エキスパンションだから。 ゆーき : なんですと? 神田川 : デモンパラサイトに対する鬼御魂みたいなもんかな。ルールの骨子はそのままに、江戸時代を扱う新しいゲームになっている。 ゆーき : 江戸時代でナイトメアハンターって。 神田川 : まあ分かりやすく言うと妖怪退治、というか憑き物退治?人の心の闇に巣くうアヤカシを退治するお話。初期の孔雀王。 ゆーき : 一番最後身も蓋もないな……。 神田川 : ホラー系伝奇物はエンディングで「妖怪よりも、人間のほうがおそろしいのかもな」とかいうとそれっぽくなるので試してみよう。 ゆーき : いや、そんなありがちな締め方はどうでもいいけど。システム的にはなんか変わった? 神田川 : 基本は変わってないよ。ただ、システム的には様々なユーザーの手を経た分洗練された変更が加えられている。逆に言うと細かいところが色々変わってるから前作を遊び慣れてる人は注意ね。 ゆーき : 細かい所って? 神田川 : 複数の技能を組み合わせてダイスの数を増やす「技能の統合」とか、超能力による防御行動とか、能力値のダイス振った後に術師かツキガミ使いを選べるとか、細かいところあげていくときりがない。 ゆーき : むう、新しいゲームと思った方がいいね。 神田川 : 多分ね。超能力辺りは整理されつつもめんどくさくなった気もする。その辺は走らせてみないと分からないけどね。 ゆーき : んで、最後の「Aの魔法陣 ルールブック ~ガンパレード・マーチ篇~」ってのも何かの第二版? 神田川 : 近いかな……。ま、これについてはAの魔法陣から説明していこう。Aの魔法陣とはプレイステーションソフト「ガンパレードマーチ」のデザイナー芝村裕吏が作ったTRPGで、非常に特徴的な判定システムを有しているTRPGだ。 ゆーき : 特徴的? 神田川 : ああ。このゲームではキャラクターは「腕力が強い」「可愛い」「頭が良い」「腕が伸びる」「メガネがなければ即死だった」などの成功要素の集合で表現される。 ゆーき : ……メガネ? 神田川 : んで、GMはプレイヤーに対して問題を投げかけ、それの難易度を告げる。対してプレイヤーはその達成値と同じだけの成功要素を提出できれば判定に成功する。ホントはもっと細かいんだけど、大雑把に言えばこんな感じ。 ゆーき : いや、だからメガネ……。 神田川 : 例えば、GMが「というわけで君は拳銃で撃たれた。避ける為の難易度は3だ」と宣言したとしよう。プレイヤーは「ではその辺の家具を引っ張ってきて盾にします。成功要素は家具を引っ張る為の『腕力が強い』と『腕が伸びる』。そして防弾メガネをしているので『メガネがなければ即死だった』を提出します」という。そしてGMはそれが適切かどうかを決めて成功要素を抽出するわけだ。 ゆーき : 防弾メガネって。 神田川 : Aの魔法陣自体はそれだけの、非常に可塑性の強い、悪く言えば何も決まってないシステムなんだが、これに「A-DIC」というオプションルールをつける事により様々なシチュエーションを再現しやすくする。思想的にはGURPSやD20システムに近いな。 ゆーき : 防弾……いや、もういいや。そういえば、これガンパレードマーチ篇ってあるけど、もしかしてゲームソフトのTRPG化ってこと? 神田川 : ああ、俺はそのゲームやった事がないんで詳しい事は言えないんだが、世界説明読んだだけで酷い世界だ。 ゆーき : 酷い世界って、どんな風に。 神田川 : 8歳のガキが軍服来て前線でるような世界。 ゆーき : ……それは。 神田川 : そんな救われない世界で、PCは学生兼兵士として一日でも長く敵を食い止めようって環境。墜落世界とかとはまた違った最低の世界。……だからこそヒーローが活躍できるとも言えるけどね。 ゆーき : 英雄ってのは業が深いものなのかなあ。 神田川 : 本質的にはね。物語って業そのものだし。災害がなければレスキューの存在意義がないみたいな話さ。と、話す事はこれぐらいかな。 ゆーき : んじゃ、今日はこの辺でー。またねー。
by kandagawa8746
| 2008-09-07 16:21
| TRPG
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