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りゅうたま―natural fantasy R.P.G. 岡田 篤宏 / / ジャイブ ISBN : 4861764696 スコア選択: ※※※※ 公式ブログ 神田川 旅人の物語、りゅうたまレビューです。 ゆーき りゅうたま?……龍の卵? 神田川 お、正解。まずは大雑把に世界の説明。りゅうたま世界の人間は、必ず一生に一回旅に出る。 ゆーき 旅?電車で? 神田川 いや、文明・技術レベルは中世から近世ヨーロッパ程度なので、基本的に徒歩。当然街を一歩外に出ると大自然やら人間を食う動植物やらで危険が危ない。 ゆーき まあ昔の旅なんて、一度出れば帰って来れない事が多いらしいけど。だけどさ、だったら何で旅に出るの? 神田川 旅の理由はその人次第。生き別れのお母さんを訪ねる事もあれば、「そうだ、京都に行こう」ぐらいの軽い気持ちで旅に出る事もある。 ゆーき そ、そんな軽い理由に命をかけるのっ!? 神田川 まあ、それには深い理由があるのだ。りゅうたまの世界には、世界を作った四季の竜がいる。 ゆーき 四季の竜?春夏秋冬の竜なの? 神田川 うむ、そしてその竜が食べるのは「旅人の物語」。旅人の物語を食べて竜はすくすく大きくなっていく。そしてその四季の竜を育てるのがGMあやつるPC「竜人」。この竜人に導かれて、旅人は旅の物語を紡いでいくのだ。 ゆーき せ、世界法則の性で旅に出るんだ!? 神田川 うむ。しかしなんのフォローも無しにただ旅に出ても「のたれ死にしますた」となりやすいから、影からのフォロー役として竜人がいるわけだね。 ゆーき アフターフォローが行き届いているような、マッチポンプのような。 神田川 もっとメルヒェンな単語で表現し給え。暗黒の支配者とか。 ゆーき それってメルヒェンとは違わない? 神田川 その論議は後に置いておこう。ともかく、GMは竜人をつかってセッションに介入しつつ面白い物語を作るのが目的となる。んで、その竜人にもデータがあって、それで出来る介入の方法が限られてくると。 ゆーき ……ん?セッションに介入なんてGMならどうとでも出来るんじゃないの? 神田川 できるよ。ただ、それをあえてルール化する事により、「こんな方法もあるんですよ」「こんなご都合主義もありデスよ(ただしリソース減るけど)」とか出来るようになるわけだ。GMテクニックとしてのシナリオブレイクスルーをルール化した、ともいえるかな。GM慣れしてる人は無くてもどうとでもなるけども、GM初心者はやりやすいと思う。 ゆーき 初心者用のゲームってこと? 神田川 そうだ、とはいわないけど、データ量がGM.PLともに少ないので初心者はやりやすいかも。シナリオを記述する為のシート類も充実してるしね。また、PCは絶対旅人になるのでGMも話が作りやすかろう。ああそうだ、旅で思い出した。りゅうたまは、「旅をする」という行為もシンプルなルールでまとめられている。そのため、シナリオクライマックスに「難所を越える」なんてイベントを持ってくる事も可能だ。 ゆーき 歩くと疲労するとか? 神田川 ま、そんなようなもんだ。その日歩く地形と天候をGMが決定し、朝の「コンディション」昼の「移動」夜の「野営」などを順繰りに処理していく。運が悪いと病気にかかったり脚を骨折したりする。上手く使えば「~~日までに~~の街に薬草を届けるんだ!」的なシナリオを、戦闘無しにクライマックスに使える。 ゆーき おおー。なんか、できそうでやりにくいシチュエーションだよね。 神田川 まーね。それが出来る上で、GMは旅そのものにこだわらないで「立ち寄った街の事件を解決する」とか「~~砦を突破する」とかのシナリオをやる事も出来る。 ゆーき わりとフツーのファンタジーだね。 神田川 うん。でもいわゆる「ドラゴンクエスト」的なファンタジーよりはややおとぎ話に近い雰囲気なので、その辺を意識するとぐっとりゅうたまらしさが増すと思うよ。 ゆーき りゅうたまらしさって、どんな感じ? 神田川 ネコゴブリンとか、あるくたまごとか、そーゆー感じのモンスターデータが載っていると言えば分かりやすいか。非常に、女性的なイメージのある世界だね。
by kandagawa8746
| 2007-12-16 12:25
| TRPG
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